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2014年4月 3日 (木)

ボストンNSTAの旅  Discovery Museums

ボストン2日目、今日は二つの科学博物館を訪れました。ボストンの街歩きも兼ねて、コミューターレイル(鉄道)のノース・ステーションまで歩いてみました。途中、道がわからなくて2回通りがかりの人に尋ねましたが、何とか目的の列車に乗ることができまいた。時刻表を調べていなかったので、8時55分の発車ぎりぎりでした。ボストンは町の中を川が流れる港町で、ガン、カモメがビルの上を飛んでいます。川沿いの遊歩道は朝のジョギングをする人が多く、その傍らでリスが朝食を探しています。

 ボストンから列車で1時間、徒歩7分のDiscovery Museums(discoverymuseums.org)は、土佐幸子さんや左巻さんのお勧めでもあり、一番に行くことに決めていました。突然の来訪にも関わらず、日本から来たことを告げると、展示・工作ディレクターのスティーブさんが、展示を案内してくださました。Museumsとあるように、小学生レベルのサイエンス館と2才から4才くらい向けの子ども館と二つの建物がありました。ほとんどの展示がハンズオンで、子どもたちが自分で操作したり作ったりできるものでした。それらはすべてスティーブさんたちスタッフの手作りでしたが、素晴らしい出来栄えで、次に訪れたボストン科学博物館のものがつまらなく思えるくらい素晴らしいものでした。事務所棟の横に小屋があり、そこでスタッフが製作しているのです。

 建物は普通の木造の家屋のようですが、中は結構広く、屋根裏まで展示に使うなど、スペースを有効に使っているので、たくさんの展示がありました。音、光、熱、運動などのコーナーがあり、実に実験結果がわかりやすいハンズオンの器具がありました。一つ驚いたのは、赤外線サーモカメラが天井に固定され、40インチくらいの液晶テレビに映像が表示されるものでした。指を広げて胸に押し当て、手をのけた映像は手の形が赤く見えます。手をこすり合わせてみると、手のひらがどんどん赤くなって見えます。こんなにはっきり見事に熱を表示できる装置がこの小さな博物館にあるのです。ボストンの科学館にも同じものがありましたが、全く見栄えがしませんでした。スティーブさんの子どもの目線に立った、深い配慮と優れた技術がこの見事な展示を作り上げたのだと思いました。

 幼児向けの科学館も、子どもの夢にあふれた、また親の子どもを思う気持ちの詰まったもそれは素晴らしいものでした。一つの部屋は壁にアフリカの草原が描かれ、動物のぬいぐるみがあります。小さい子こどもはアフリカの衣装を着て、本当にサバンナにいる気持ちになるのです。そして、カーテンを閉めて暗くすると、天井にブラックライトに照らされて輝く星座が現れるのです。この物語のような演出は、科学を意識する以前の段階の子どもたちの心の畑の中に、小さな種を蒔くような仕事です。種が成長して花開いた時を想像しながら、一つ一つの展示を製作しているスティーブさんの生き方に感動しました。彼とはとても意気投合して、仕事途中だったにも関わらず、2時間も展示物のネジを外して構造を見せてくれたり、部品の値段を教えてくれたり、本当に親切にしてもらいました。不思議な出会いでした。

 館長さんと思しき女性とも話しました。私がかがく教育研究所で、子どもたちや普通の人々のための科学教育課程を研究していると話すと、彼女たちもまさに同じことをしていて、彼女は土曜日にNSTAで幼児教育についてのセッションをすると言われていました。

 

 時間の経つのも忘れるほど印象深い時間を過ごして、駅に行くと、帰りの列車は出たばかりで、1時間40分待たねばなりません。駅といっても店もなく、15分ほど歩いてやっとダンキンドーナツの店を見つけて昼食をとりました。

 

 サウス・アクトン駅までの途中に、コンコード駅を通りました。この近くにはウオールデン湖があります。ヘンリー・デビット・ソローがも、湖畔に小屋を建てて一人で暮らし「森の生活」を書いた場所です。いつかは訪れてみたいと学生時代に思っていた場所に、図らずも通り過ぎることができました。森と湿地帯の中に小さな川が流れ、ところどころに雪が残っています。ディスカバリーミュージアムも、そんな森の中にあり、シカやウサギ、リス、そしてクマも住んでいるそうです。

 

 ボストンの科学博物館については、また時間があれば書くことにします。

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コメント

松下誠夫です。素晴らしい体験されてますね。うらやましい限りです。毎日楽しみにして読んでいます。

早速行ったんですね。
ぼくも又行ってみたいです。

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